気がついている人はタイトルだけでピンときている人もいるでしょうけど、
隠すまでも無く、巷で「新種の遠隔操作ウイルスによる冤罪事件」のお話。


担当検事曰く、「新種のウイルスによる事件は想定外」だとの事。
何を言いたいかって、「想定してて下さいよ…」と話です。
だって、サイバー犯罪でなくとも、「他人に罪をなすりつけるために偽装工作をする」という事があるハズで、それに対しては、もちろん「その線を含めて」捜査をするものじゃないのでしょうか…。
疑うものを疑わず、取り調べをする相手を信用せずに、一方的に証言を押しつけていくという行為によっておこる冤罪が想定外と言うのであれば、捜査に関わった方々の取り扱った事件を(サイバー犯罪だけでなく)全て洗い直した方が良いのではないんでしょうか?
サイバー犯罪以外の捜査で普通にやってる、「偽装工作による罪のなすりつけ」の可能性がちゃんと頭にあれば、そんな冤罪がおこるリスクも少なくて済んだはずですよね…。
「ネット規制が緩いから」と言う幹部の方がいらっしゃったらしいのですが、それはとんちんかんな話だと思いますし、仮に百歩譲って必要だとしても、そんな基本も考えないで冤罪を産むような所にそんな権限を与えられますかって話ですよね…。
捜査手法の再考や規制の強化よりも先に、初心に舞い戻ってもらう必要はあるのかもしれませんね…。
ホント、やな世の中ですよね…。