正直なところ、「賛成」だとか、「反対」ってはっきり言えれば楽なんだろうなと個人的には思います。

「いくら人を殺めた人だとはいえ、人でありそれを殺すというのは倫理的に許されるのだろうか」…だなんて正直これっぽっちも思っていないのですが、それでもそれに対してもやもやがない訳ではないのです。

だってさ、最近の凶悪事件を見てたら、その「死刑」すらも屁とも思ってもいない人がいるじゃないですか。それでも、世間の中では本当に少数派で、大抵の予備軍はその死刑執行を恐怖として理解するのであれば、それはそれで「抑止の手段」として動くんだろうと思います。けど、本人については下手すれば反省のハの字もないまま、望み通り死刑執行される。

少なくとも、遺族や被害者は浮かばれないだろうな…と。

もう一つ、浮かばれないよなぁと思うのは死刑執行に立ち会う、しいて言うならそのボタンを押す職員の人。そりゃ、頭では割り切ろうとしているだろうけど、後味が残らない訳もないかと。

ただ、身内を無残に殺された遺族の立場で、少しでも合法的に無念を晴らす事のできる手段としては、正直な所「死刑」しかないんじゃないかな…と。ただ、それでも「良心の呵責に苛まれる」職員や関係者がいる事も忘れちゃいけない訳で、もしそれによって精神を病む職員の方が多いという事実があるのなら、それを天秤にかけて割に合っているかどうか、議論する事になるんだと思う。だからって、廃止って言えるようなものでもないような気がする。

にしても、どちらの立場についても大多数の私達は経験のない事だし、そんな経験はできれば味わいたくはない訳で、はっきりというと外野の立場で話をしているというのも事実。

だから、余計に「気持ちがわかる」なんて事はない訳だし、結論を出すのって難しい。
…いや、出ないんじゃないのかな。少なくとも、今世紀中なんかは。

何度も言うけど、人の生き死にに関わる事。そんな簡単な話じゃないよ。